第49章 看病⦅虎杖・宿儺ver⦆
秋晴れ。
清々しい晴天の中、高専1年生'sは体術の授業で、それぞれ夜蛾学長が作ったキモ可愛い呪骸を1体ずつ預けられていた。
五「コイツ(呪骸)等のパンチ力半端ないから気をつけてね♪」
五条の言葉に、過去に何体かキモ可愛い呪骸を与えられていた虎杖は「ホント、コイツ等のパンチ強いから気を付けろよ!」と忠告した。
五「油断してたら青タン出来ちゃうからね~♪
じゃ、みんな頑張って♪」
そう言い、五条がパチンと指を鳴らすと呪骸が動き出した。
五「今回の呪骸は夜蛾学長の呪力を半分入れてもらってあって、呪力を受けると呪骸の体力が減っていくパターンだから、呪力を乗せてパンチしないとダメだからね」
『それ普通始める前に教えない?!』
五「アハ、ゴメ~ン♪
なな は1ヵ所に呪力乗せるの苦手だもんね♪」
アハハ~、と笑って眺めている五条を いつか一発殴ってやろうと決心する なな を余所に、呪骸のパンチは止むことが無い。
虎「なな 大丈夫か?」
自分も呪骸の相手をしながら、虎杖は なな を心配して声をかけた。
五「悠仁、そんな余裕あるの??
ホラ、右側」
気を付けな、と言おうとしたら すでに呪骸のパンチがHITした。
虎「ぁ"~、もぅ!!」
近戦を得意とする虎杖ですら苦戦しているため、伏黒や釘崎は なな に構っている余裕が無い。
なな はかわす避けるで精一杯だが、少しずつ呪骸の攻撃パターンを見つけ出し反撃の機会を伺う。
⦅ 今だ! ⦆