第44章 甘え上手?⦅宿儺⦆
アツアツをみんなで頬張る。
ふぅふぅ しながら焼き芋を食べていたら、虎杖の左頬から宿儺の目と口が現れた。
宿「なな 、俺も食べたい」
そう言って、あーん と口を開けている宿儺に なな は『はい どぅぞ』と自分の食べかけをあげた。
五「あー! 宿儺ズルい!!
俺にもしてよ なな !」
宿儺と なな のやり取りを見ていた五条は駄々っ子のように なな に言うが なな から『なんで?』と首を傾げられてしまった。
『宿儺は悠仁と変わらないと食べられないから あげたの。先生は自分で食べれるでしょ?』
なな から口に入れてもらった焼き芋を モグモグ しながら、宿儺は五条に対して勝ち誇ったように笑った。
伏⦅ …どっちも大人げない… ⦆
釘「…宿儺って意外と甘え上手なのね」
虎「宿儺 焼き芋食べたかったの? 言えば俺のあげたのに」
自分の左頬に向かって そう言う虎杖に
宿儺は「小僧からもらっても旨くないわ」と吐き捨てた。
虎「はぁあ?! ヒドくねぇ?! 同じ焼き芋じゃんかよ!」
なな と虎杖、五条 と宿儺のやり取りを見て、伊地知は「今日も無事に1日終わりそうですね」と呟いた。
***おわり***