第43章 責任のとりかた⦅五条⦆
『…ぅ"…』
片目だけ目隠しを上げ、なな を見る五条の瞳はガラスみたいに綺麗な色をしている。
顔を真っ赤にして、なな は黙ってしまった。
五「…否定も肯定もしてくれないの?」
釘崎は ワクワク とした感じで2人の様子を見守っている。
『…い、今は答えられません!』
そう言って、なな は五条を突き飛ばして校舎に逃げていってしまった。
虎「え? 返事は?? どういう事??」
伏「2人の時に聞けば良かったのに…」
釘「ま、あんな公開告白されて その場で返事するなんて恥ずかしい事できないわね」
虎「なぁ、先生、なな さんの返事聞いたら教えてね♪
みんなで お祝いしよーね」
虎杖は五条にそう言うと、五条は「悠仁は優しーね」と笑った。
後日ー。
五「悠仁、恵、野薔薇……」
神妙な面持ちで教台に立った五条は、深呼吸したから親指を立てて続きた。
五「なな の返事オッケーだったよー♪」
なな の反応を見ていた伏黒と釘崎は、返事の予想はしていたが虎杖は とても喜んでいた。
虎「なな さんも呼んで みんなでパーティーしよう♪」
五「悠仁はイイ子だなぁ♪」
お祭り気分の虎杖に、五条や伏黒、釘崎は笑った。
***おわり***