第42章 宿儺に手紙を書いてみた⦅宿儺⦆
『悠仁ー! 宿儺に変わって♪』
虎「いいけど、急にどうしたの?」
授業が終わると、すぐに虎杖に声をかけた なな 。
『やる事なくて暇だったから、宿儺に お手紙書いてみたの』
五「…僕の授業つまらないって言いたいの? なな …」
少しだけ怒ったような口調の五条に、なな は『違いますよぉ』と苦笑した。
釘「何なに? 愛しの彼にラブレター?」
ぷぷ、とからかうように釘崎が聞いてきた。
『ラブレターじゃないけど、面白そうだから そう書いておこう♪』
伏「なに企んでるんだよ」
ウキウキしている なな に伏黒が聞いた。
『宿儺って無敵、て感じだから何か苦手なものだったり、出来ない事は無いのかなぁ? って考えてたら、あったの!
きっと宿儺はカタカナとかは読めないと思うの!』
そう胸を張って、授業中に書いた手紙を、五条、伏黒、釘崎に見せた。
虎「なんで俺には見せてくれねぇの?」
唇を尖らせる虎杖。
『ごめんね。宿儺に変わって♪』
なな に言われ、宿儺に代わる虎杖。
刺青が現れ、不敵に笑い「俺宛に手紙を書いたようだな」と なな の頭を撫でる宿儺。
『はい、これ』
なな から手紙と言う名のメモ用紙を受け取り、宿儺は紙を見た。