第41章 贈り物⦅五条⦆
五条は出張に行っている事が多い。
五「じゃあ みんな、僕これから出張だから なな に変な虫が付かないように気を付けてね♪」
なな を目の前に、1年生'sに忠告する五条。
虎「なな さん、先生から愛されてんなぁ♪」
ニコニコしながら言う虎杖。
伏「もう耳タコだし」
呆れながら言う伏黒。
釘「…あんた等にも忠告してるんじゃないの?」
ボソッと言う釘崎。
五「じゃあね、なな♪
行ってくるよ♪」
バイバイ、と手を振る五条に なな も手を振った。
⦅…これで何回目かな…?⦆
会えた と思ってもまたすぐ出張の日々。
寂しくないわけがない。
五条を寂しそうに見送り続ける なな の肩を ポンポン、と叩いて慰めてくれる釘崎は男前だと思ってしまう なな。
『さ! 悟が居なくても授業するよー!
天気も良いし このまま体術でもしよっか♪』
気持ちを切り換えるように大きな声を出した なな に ビクッ! とする虎杖と伏黒。
釘崎はニッと笑って、「さーやるぞー♪」とノリノリで片手を空に突き上げた。
3日後、五条が帰ってきた。
五「みんな~、たっだいま~♪」
手に紙袋を持ち、高専に戻ってきた五条。
虎「あ、お帰り 先生」
五条に手を振る虎杖。
虎「そのちっちゃい紙袋は??」
五「 なな のだよ♪
なな はドコ??」
虎杖の隣には伏黒しか居ないため、五条はキョロキョロしながら聞いた。
伏「あっちの御堂を釘崎と掃除してます」