第36章 ハイスペ彼氏?⦅虎杖ver⦆
虎杖悠仁。
彼は幼少期を少し頑固な祖父と2人で過ごしてきたため、少し寂しがり屋な部分がある。
でも それも彼の良さとして、自然と人が集まってくる。
いじめや差別はキライで、本気で怒る。
本当に優しい人だ。
五「悠仁~?
一応、高専でもテストはあるんだからさぁ、呪術規定くらい覚えてくれないかなぁ?
今はまだ見習い術師扱いだけど、上層部の おじぃちゃん達 うっさいんだよねぇ」
五条は上層部の嫌味を交えながら虎杖に諭した。
虎「ごめん、センセー…
でも、規定とか何か難しい事言われると眠たくなっちゃって……」
エヘヘ、と笑う虎杖に五条は はぁ…、とため息をついた。
五「恵、野薔薇、なな、僕またこれから出張だから悠仁の勉強見てあげられないけど、仲間として悠仁のサポートお願いね」
それだけ言い残し、五条はヒラヒラと手を振って教室を出ていった。
伏「こればっかりは覚え込むしかないと思う」
釘「そうよ、あんた なな と一緒に2年生になれなくなるわよ?」
釘崎の言葉に虎杖は「それは困る!」と大きな声で言った。
『私もみんなで2年生になりたいから、悠仁…。少しだけ勉強も頑張ってね』
なな に見つめられ、虎杖は少しテレながら「おう…」と返事をした。
釘「はぁ……。
虎杖、あんた、勉強ができてれば中学の時もっとモテたでしょうね」
虎「え? そうなの?!」