第35章 ハイスペ彼氏?⦅宿儺 現パロ⦆
私の彼氏はカッコいいと思う。
身長も高いし、筋肉質な体つき。
女の子に興味ないって感じだから、彼から浮気をする事はないと思う。
つまり。
私の彼氏はハイスペだと思うわけです。
釘「なな 、自分の彼氏の事を見つめるのは全然いいよ。
でもさ、…キモチワルイ…」
親友の釘崎野薔薇に、ズバリ と言われた。
『ヒドいよ、野薔薇ぁ。
だって宿儺がカッコいいんだもん』
釘「あ~、はいはい、ソーデスカ」
取り合ってくれない野薔薇は、私の扱いが上手だと思う。
釘「ホッント、なな は宿儺が大好きよねぇ」
頬杖をつきながら 少し呆れたように言われる。
『うん♪
見てるだけでも幸せ♡』
野薔薇と話していると、いつの間にか宿儺と五条が私達の机の近くにやってきた。
宿「何を話していたのだ?」
ドカっと私の隣の椅子に座り、足を組む宿儺。
そんな仕草も様になってしまう。
ポケ~、と宿儺に見惚れている私を見て、野薔薇はニヤリと悪い笑みを浮かべた。
釘「宿儺、アンタの彼女は今日もアンタにメロメロよ。
でもね…、この子モテるの。
今日も体育の終わりに隣のクラスの男子に呼び止められてたし。ねぇ なな ?」
『え? 野薔薇だって』
一緒に居たでしょ?、と続けようとする 私の口を 野薔薇が覆った。
釘「ちょっと静かにしてなさい、宿儺がヤキモチ妬く所が見れるかもしれないわよ」
野薔薇は、私の耳元で小さく そう言った。
⦅宿儺がヤキモチ??
………見たい!⦆