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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第29章 好きって言って⦅宿儺ver⦆


ピチャン……


なな は そっと目を開けると宿儺の生得領域に居た。

宿「久しいな……なな…」

骨の山の頂上で、足を組み こちらを見下ろす。
久しぶりに逢う宿儺に、なな は嬉しいのに もやもやした心が邪魔して言葉が出なかった。

宿「??
どうした なな」

何も言わない なな を不思議に思い、宿儺は ストン と下に降りてきた。

『…………何で…今まで出てきてくれなかったの??』

宿儺との身長差のため見上げる形で そう宿儺に問う なな。

宿「そんなに時間は経っていないだろう??
せいぜい1週間程度では無いか??」

見上げる なな の頭を優しく撫でる宿儺。

『…せいぜい…じゃないよ。
近くに居るのに、何で1週間も話しかけてくれなかったの…?
やっぱり こんな子どもじゃ愛想が尽きた……??』

また俯く なな に宿儺は ケヒッ、と笑った。

宿「可愛いヤツめ
なな 、お前 俺に逢えずに そんなろくでも無い事を考えていたのか?」

クックックッ、と意地悪く笑う宿儺に 精神的に不安定な なな は涙を浮かべた。

『ろくでも無い事って………』

ぐっ、と涙を堪えて宿儺を見上げれば そのまま口付けをされた。

宿「俺の生得領域に入れるのは なな と小僧だけだ。
小僧の場合、体を共有しているから否が応にも…だがな」

ぎゅ…、と優しく体を抱きしめられれば、なな は宿儺の背中に手を回していた。
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