第4章 アラン=クロフォード
膝を開くとそこには私の身体の中心に顔を埋めて上目遣いで私を見るアランがいた。
心臓がドキンと飛び跳ねる。
アラン「美味いな。キャリーの酒。」
唇をペロリと舐めて意地悪に笑う。
私は早く欲しくて涙目になってしまう。
キャリー「アラン…身体が熱いよ…」
お酒が触れた部分が熱を持っている。
アラン「もっと熱いもんぶち込んでやる。」
そう言うや否や、ズブズブとアラン自身を根元まで差し込んだ。
キャリー「ああああっっ!」
待ち望んだ快感と突然の息苦しい痛みに目尻から涙がこぼれる。
アランはその涙を親指ですくいながら私の頬を大きな手で包む。
アラン「…熱いな。キャリーの中…」
はぁ…と深く息をつきゆっくりと身体を動かす。
アラン「愛してる。キャリー…。」
滅多に聞けない愛の言葉に涙がポロポロと止まらない。
涙で濡れた頬にキスをしながら動きが早くなっていく。
アランが奏でるリズムに合わせるように私も腰を動かす。
キャリー「アラン…っ…ぁ…っ…アランっ…」
何度もその名を呼ぶ。
アラン「はぁ…はぁ…も…ぅ…イくぞ。」
呼吸を乱し眉間にシワを寄せるアランの表情は艶かしく、アランと目が合った瞬間息を飲み身体を震わせた。
アランは私から自身を抜くとビクンビクンと震わせながら私の口内に白濁の液体を注いだ。
アランがくれたものを残さず飲み干すとアランに微笑みかける。
キャリー「ごちそうさまでした。」
面喰らった顔でアランは私のおでこを弾く。
アラン「この、酔っ払いめ。」
私達はしばらくその余韻を楽しんだ。