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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第7章 revenge4.5


頭の上で腕をだらんとさせて、放心したまま荒く息をする。


ベッドの端に座った彼が身体を捻らせて、好きと言ってキスをしてくれた。


「私、今日・・・気絶しなかったよ。」


「ん?あぁ・・・そうだね、お疲れ。」


今度はおでこにキスをしてくれる。


2人とも汗とか愛液とかいろんなので、身体がベトベトだ。

シャワー浴びないと・・・。


起き上がろうとすると手を貸してくれて、なんとか立ち上がった。


「星那って、声すげぇ出るよなー。」


「え、あ・・・や、あの・・・ごめん。」


彼は首を振って、変なとこで出来ねぇと呟く。

変なとこって、どこでしようとしてるの?


とりあえず万次郎が何も喋らなくなったので、服を持って浴室に向かう。


てゆうかもう・・・すっごい腰がだるい。


階段は危ないので、彼に腰を支えてもらいながら下りた。


シャワーも彼に手伝ってもらいながら浴びて、リビングでだらだらする。


万次郎に膝枕してもらいながらボッーとしていると、チャイムが鳴った。


誰だろう・・・誰かが訪ねてくる予定なんてないはずだけど。


はーいと大声で返事をしてゆっくりと立ちあがり、フラフラと玄関に行って、ドアを開ける。


「え・・・?どうして・・・。」


「久しぶり、星那!」


どうして、今、ここに・・・?


誰ー?と彼の声がするが返事をすることが出来ずに、ただ彼女を見つめる。

私のその様子に気付いたのか、万次郎がこっちに来て肩に手を置いた。


「誰?」


私の様子を見て、万次郎は威嚇するように彼女に問いかけた。


「あ、えっと・・・昔仲良かったんですけど・・・。」


彼女は話をしたくて来たと続けると、万次郎は何故かはわからないけど、中に入れる。


別に私には話をしたいという彼女を断る権利はないので、何も言わずに彼に手を引かれながら、リビングに戻った。


「好深ちゃん・・・私・・・ごめ・・・。」


「もう謝らなくて大丈夫だよ、いっぱい謝ってくれたでしょ?」


昔と変わらない優しい笑みを見せてくれる。


私は彼女に酷いことをした、だからもう、会うことはないと思ってたのに・・・。

前の人生では会ってなかったのに・・・。


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