第5章 PRAY 5
銀「あれはあいつが選んだ道だ〜
俺たちが首突っ込むことじゃねぇ」
新「首突っ込むって……
さんはもう僕たちの仲間じゃないですか‼︎‼︎ 銀さんは仲間を見捨てるって言うんですか⁉︎ あんな銀さん思いのさんを…」
銀さんはもうとっくに酔いは冷めているみたいだった。
顔はこっちに向けずに、
耳だけをこちらに傾けていた。
銀「姉上が言っていました。さんは万事屋にお世話になっているからバイト代をみんなに使ってもらうんだ、って…少し嬉しそうに言ってたんですよ⁉︎」
銀さんはハッとしたように僕の方を見た。
銀さん…
銀さんにとってさんは大事な存在だったはず。
逆にさんにとっても銀さんは…
銀「新八、悪ぃな。 俺なんか間違ってたみてぇだ」
新「銀さん……」
銀さんは僕の頭にもぽんっと手を乗っけると出て行った。
お登「ふっ…あんたらその娘とやらを救ってやりなよ」
お登勢さんは僕を見てそう言った。
新「…はい‼︎」
僕も銀さんを追いかけて出て行った。