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『IDOLISH7』世界で一番好きな人

第3章 第二章新しい星の誕生





フレッシュなイメージが強いIDOLISH7とは異なり大人なイメージを強くし、はダンスに力を入れた。

歌も抜かりはないけど、彼等バックダンサーとしての実績があるので一番の持ち味はアクロバティックなダンスとハーモニーを大事にした。



「以上だ」

「「「おおー…」」」

私と響と律の三人ダンスの振り付けを見せる。

「このステップを忘れないで。特にセンターの湊」

「はい!」

「両サイドのお前達もぬかるな。特に拓斗…お前は身長があるから勢いをつけろ」

「真琴、お前は二人のバランスを保ってやれ」

各々個人でレッスンをする。
私が湊を指導して、律は拓斗で響は真琴。
それぞれ持ち味が違うからマンツーマンで教えた方が良い。


「短期集中!絶対に成功させろ。お前達のデビューを華々しく飾れ…失敗したら地獄行きだ」

「俺の信用にも関わるからな」

「「「はい!」」」

うんうん、プレッシャーをかけまくっているな。
でも、揃って負けず嫌いだからある意味良い刺激になってくれればいい。



こうしてレッスンが続いた。


パンパン!


「はい、ワン・ツー・スリー!ステップをもっと激しく!湊!もっとテンションを上げて!」

「真琴、もっと考えて動け!」

「拓斗、動きがぶれている!野暮ったい動きをするんじゃない!」


久々に熱の入ったレッスンとなり、私達も熱中してしまった。


「湊、笑顔!」

「はい!」

特に最年少の湊には荷が重いかもしれないけど彼には陸以上のボーカルとしての才能がある。

女の子顔負けの愛らしい容姿とは裏腹に竹を割ったような性格をしていて手厳しさもわせ持つ。

ハングリー精神も旺盛だ。

「そのまま!そのままで!」

レッスンはその日からダンスフェスティバル当日まで続行されることになった。


三人は流石というべきか、二人のしごきにも食らいついていた。


ダンスが好きな三人からすれば踊る事に喜びを感じているのかもしれない。



けれど、始めが肝心だから彼等のメンタル面を注意した方が良い。

後は舞台の事前調査とライティングチェックだ。


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