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progress ~東リべ卍~R18~

第21章 rise*



「ランっ…すげー好き」


「私もっ、だよっ…隆っ!あぁ…っ」


「んっ…ちょっと静かにしろって!」


三ツ谷が乱暴に唇を塞ぐ。

喘ぎ声と叫び声が
三ツ谷の口の中に消えていく。


律動は荒々しく速くなっていた。

突然、パッと唇が離れたかと思えば
一際大きく最奥を何度も突かれた。


「ひっ…ンンっあぁ…!…っ」


「はぁっ…くぁっ…イクッ!!」


グッと腰を引き寄せられ、
バチと打ち付けたまま三ツ谷の動きが止まった。

薄い膜の中に大量の欲の塊が流れ込んでいく。



「ご…め……ちと…乱暴しちゃったな…」


「そっ…なこと…ない…
すごく…嬉しかった…」


2人して全身で呼吸をしながら抱きしめ合う。



「誰にも渡したくねぇ…
ずっと俺のもんでいてよ…」


聞いたことの無いくらい切ない静かな声が耳元で囁かれ、儚く鼓膜を揺すった。
その言葉にハッとする。

同じ言葉をかつて、万次郎にも言われたことを思い出した。

でもあれは……
隆とは…違う意味?だよね…?



「私だって…一生、隆のものでいたい。
隆も私のものでいて?お願い…」


ゆっくりと顔を上げた三ツ谷と視線が合う。

フッと同時に笑う。

両手を頭上で絡められ、応えるようにやさしいキスが落とされた。
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