第13章 regret
「「!!!!!」」
キヨマサがナイフを振りかざした
それは、殴ろうと腕を伸ばしていたタケミチの
手のひらを貫いた。
「あ"あ"ぁ"ぁ"!!!」
「ハハハハハ終わりだ!!!」
ザシュッとナイフが引き抜かれ、
またキヨマサがそれを突き刺そうとしてきた
その瞬間…
\\\ドッ///
そのナイフが突き刺さったのは…
タケミチではなく、ランだった。
「ラン!?!?」
「ランさん!」
エマも日向も顔面蒼白になってランに駆け寄る。
ドラケン「ラン!ラン!おい!!」
跪いたランの腹からは
おびただしい血が流れている。
「は…ぁ…こんなの平気っ…」
ドラケン「平気じゃねぇよ馬鹿野郎!」
「あんただって刺されてんじゃん…」
ランはその場に崩れ落ち、
意識が朦朧としてきてしまっていた。
「うそ…だろ… ラン……」
ドラケンは顔面蒼白になる。
「こりゃある意味幸運だなぁ。
こいつぁあっちに任せてたんだがまぁいい
ここで死ね」
キヨマサは笑っている。
あの時、ランとドラケンに虐げられた屈辱を晴らせたとばかりに全く悪びれた様子もない。
「キヨマサぁぁぁあ!!!」
タケミチは奥歯を噛み締め涙を堪えながらキヨマサに立ち向かっていく。
しかし当然キヨマサの方が強かった。