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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第48章 現代を楽しもう! ❀龍の眠る場所 R-18❀


この時代で男女の交わりは子を作る意味合いより、コミュニケーションとして用いられることが多いと知った。


愛しい相手に愛を伝える手段


家同士を繋ぐ、子孫を作る、欲を晴らす…城主の身であれば、身体を繋げる理由など、そのようなものだ。

元々女にさして興味もなかった俺は、伊勢を失い、女を遠ざけた。


だから愛しい女に愛を伝えるという『コミュニケーションとしての情交』を知らなかった。

それがどうだ。
こちらに来てからというもの、月のモノの時期以外はほぼ毎夜のように抱いた。

女に愛を伝える行為にのめり込むなどと、舞に出会う前の俺が知ったら、ありえないと一笑に付すだろう。


だが……


(愛したい、もっともっと、だ)


この一年抱き続け、愛を伝えてもまだ足りない。
それほど舞が愛しい。


(もっと溶け合いたい。溶かしたい。いっそのこと、ひとつになってしまえばいい)


己の情欲が吐精にそなえて質量を増やした。


謙信「くっ」

「あっ、ふぁ!!あっ、謙信様!」


(このまま吐き出し、奥の奥まで征服したい)


『自制しろ』と頭に警鐘ががんがんと鳴り響く。


謙信「今夜は注いでやれない。先にイけ。それまで待っていてやる」


共に果てられぬ孤独に苛まれるが、仕方ないことだ。
タイムスリップが成功するかわからない今は耐えるしかない。

身体を駆け巡る熱が熱すぎて、息を吐いて逃した。

舞は嫌々というように涙目で首を振る。


「ひとりで、ぁ、イくの、寂しいっ…、です。
 一緒がいいです、謙信様っ」


溶けた顔で腰を押し付けてくる。

毎夜開かれた身体は、二人で果てる甘美な絶頂を知っている。
それを求めて共に果てたいと口にする。

純粋無垢な顔をして淫魔のような……巧みで、淫らな誘いだ。

俺の手で熟れてしまった身体ゆえ、抑えがきかなくなっているようだ。

淫らな身体にしてしまったのは俺なのだが、今宵程それを後悔した日はない。

腰から頭にかけて、ぞくぞくとして快感這い回っている。


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