第44章 現代を楽しもう! ❀龍輝のパパは???❀
謙信「…龍輝、信玄の絵はどうだったのだ?」
龍輝「絵はねぇ、ひょろっとしてて強くなさそうだったよ。でも石像が映ってて、それは凄く格好良かった!
鎧を着て、座りながら刀を受け止めようとしててさ!」
信玄「だろー?俺の方がいい男だろ?」
龍輝「うん、信玄様かっこいい。でも、パパもかっこいいよ!
この間運動会で一緒に走ったら一位になったしね!」
邪気のない笑顔に謙信も毒気を抜かれる。
謙信「龍輝の『格好いい』の基準がわからんが、まあ良しとするか」
――――
その後龍輝と結鈴は、夢物語のような……でも実際に起きた話を謙信と舞から聞かされることになった。
二人は幼いがゆえに『そうなんだ』と話を受け止め、いずれ500年前に行くだろうと話しても何の抵抗もなく喜び、舞を拍子抜けさせた。