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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第42章 現代を楽しもう! ❀山梨編❀


(姫目線)


楽しく穏やかな日々が続き、気がつけば謙信様達がタイムスリップしてから4つの季節をひと巡りしていた。

そして秋の気配が漂い始めた頃…



私達は信玄様の病院に付き添っていた。
三か月前に受けた検査結果で何も問題がなければ、一年近く続いた通院は終わりとなる。

ドキドキしながら待合室で待っていると信玄様が颯爽と現れた。診察室行く前と変わらない、穏やかな表情をしている。


「どうでした?信玄様……」

信玄「検査結果は申し分ないそうだ。完治のお墨付きをもらったよ」

佐助「おめでとうございます、信玄様」

「おめでとうございます!龍輝、結鈴、信玄様の病気、治ったんだって!」

結鈴「良かったね、信玄様!」

龍輝「良かったー。いっぱい遊んでね」

謙信「完治の判断まで時間がかかり過ぎだ」


渋い顔を見せた謙信様だったけど、心の中で喜んでいるのが伝わってきた。

信玄様は『皆のおかげだ。ありがとう』そう言って晴れやかな笑みを見せてくれた。


「じゃあ、はりきって信玄様の快気祝いの旅行に行きましょう!」


清々しい気持ちで車に乗り込み、そのまま次の目的地を目指す。

このメンバーで車で出かけるのもすっかり慣れた。


『信玄様が完治したら戦国時代に帰る』


そう決めていたので、今日の完治の知らせは朗報であるのと同時に戦国時代へ帰るカウントダウンの合図だ。


(今を…めいっぱい楽しもう)


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