第38章 現代を楽しもう! ❀北の旅編 R-18❀
絶頂を迎えて眠ってしまうことはあったが、今は気を失っているようだ。
謙信「耐え切れず気を失ったか………」
くぷ…
繋がりを解くと過剰に注がれた白濁がこぼれた。
敷いたバスタオルは俺達の体液で最早用をなさなくなっている。
タオルを片付け風呂場に行き、温くなっていた湯船に熱い湯を足す。
気を失っている舞を横抱きにして風呂場へと連れて行った。
「ん……あ、れ?」
ザアと溢れた湯の音で舞が目を覚ました。
謙信「目を覚ましたか?気を失っていたのだ。
まぁ、少しの間だったがな」
舞は恥ずかしそうに身を縮め、何も言わなかった。
身体を清めるために身体をさすってやると、時々甘えるように身を寄せてきた。
水音が静かに響く浴室内で、愛しい舞の頭に口づけを落とし、頬を寄せる。
本当はいつもこうしていたい。
常に傍に置き、触れたい時に触れ、口づけ、愛らしい顔を見ていたい。
今日が終わればまた賑やかな日々が戻る。
決して嫌なわけではないが、舞を常に愛でられない寂しさはある。
(今宵だけ、お前は俺のものだ)
言葉を交わさずとも心地良い時を過ごし、今度こそ眠るためにベッドに入った。
舞は俺の胸に顔を埋めた。
「謙信様……ねむい…」
子供のように甘えてくる様は、さっきまでの乱れた姿とは別人のようだ。