第38章 現代を楽しもう! ❀北の旅編 R-18❀
(謙信目線)
一日とおかず舞を抱くようになって、早半年が過ぎようとしている。
時折感じていた舞の反応に、ひとつの可能性を見出し攻めたててみれば、予想通り、その顔を羞恥に染めながら潮を吹いた。
より高い絶頂を得て、舞はボンヤリと俺の話を聞いていたが、途中で様子がおかしくなった。
「あ、謙信様っ……」
謙信「どうした?」
本人も何が起きているのかわからないのだろう。
達した余韻が残る、とろけた顔に戸惑いを浮かべている。
(この反応は……)
実際目にしたことはなかったが、舞の状態がどうなっているのかは知識として知っている。
(ああ、お前の身体はついにここまで熟したか)
赤く色づいた唇を指でなぞる。
初めて交わった頃の初々しかった姿を思い出し、目の前の舞と比べ、嬉しさが込みあがってきた。
子種を吐き出し、硬さを失いつつあった欲が一瞬で滾った。
謙信「すぐ楽にしてやる」
「ひゃっ!?ぁあぁ!」
混じり合った体液がいやらしい音を部屋に響かせた。
たいして動かないうちに舞はのぼりつめて、達した。
「んっ、あぁ……」
休む間を与えず、そのまま身体を揺すり続けた。
律動に合わせて舞の乳房が淫らに揺れている。
いつもなら過ぎた快楽となり苦痛を見せ始める頃だが今夜は違った。
「やっ、なんで、さっき、イッたのにっ。またっ…あっ」
舞は、はっ、はっ、と浅い呼吸を繰り返し、必死に快感を逃している。
目が潤み、余裕の一切ない顔で俺に縋り付いてくる様は、怯えた小動物のようだった。
謙信「以前教えたことがあったろう?『ここ』で感ずるようになれば続けて達することもあると」
奥の口の手前をグリグリと擦りつけるようにして律動する。
グチャグチャと、決して綺麗とはいえない音が身体を熱くさせる。
女の身体が目覚めれば、続けざまに達する。
知ってはいたが目の当たりにするのは初めてだ。
あてがわれたどうでもよい女と、このような深いまぐわいをすることはなかったから当たり前だが。
俺の手で花開いた愛しい身体が、さらに美しく咲き、はじけようとしている。
男としてこれ以上の至極はない。