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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


信玄「やれやれ人目があるのに随分と情熱的だな。姫が困っているだろう?
 だが謙信の言い分は正しいな。今日の舞は本当にきれいだよ。な、佐助」

佐助「ええ。もう直視できないくらいです」


と言いながらも佐助君はじっと私を見ているので、つい笑ってしまった。


龍輝「お化粧も髪もいつもよりきれ―。いつもこうだと良いのに」

「毎日これじゃあ大変だよ」

結鈴「ドレスねー、パパと一緒に結鈴も選んだよ。
 パパが迷ってたから、この腰のリボン、ママが絶対好き!って教えたの結鈴なんだ」

「そうなのっ!?ふふ、さすがだね。このリボン凄く可愛い」

結鈴「でしょ?ママはいっつも大人っぽい恰好してるけど、本当は可愛いの好きだもんね」


流石女の子は鋭い。


謙信「お前を驚かせようと画策したから指輪もドレスも全部俺が決めてしまった。
 あちらに戻り祝言をあげる時はお前の意向を主にしてやる。許してくれ」

「どれもこれも素敵ですよ。謝らないでください。
 凄く嬉しいですし一生の思い出になりました。ありがとうございました」


謙信様と見つめ合っているこの瞬間、世界で一番幸せ者なんじゃないかと本気で思った。


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