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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第34章 現代を楽しもう! ❀お勉強編❀


お別れした雪の日に三成君が餞別がわりにくれた御伽草子。

出産までの入院中、何度も絵を眺めては戦国時代に想いを馳せていた。

字が読めなかったので、未だにお話の内容を理解できていない。

まずは一番に三成君の御伽草子を読めるようにしたかった。


「字だけじゃなく他にも色々勉強してるんだ。
 謙信様達みたいに頭が良くないから亀の歩みなんだけどね」


少ない時間をなんとか割り振り、崩し字を練習し、あちらで役に立ちそうな薬草学や、応急手当、などの勉強をした。

南蛮とのやり取りで何か役立つかもしれないと和装、洋装の知識だけでなく、幅広く、アジア全域、中東などの織物の勉強もした。


佐助「俺はワームホールの研究を進めるよ。この間君に協力してもらったしね」

「協力したっていうより色々診てもらった気分だよ。もし悪い所があったら教えてね」


佐助君が通っている大学院系列の病院に行き、色々と検査してもらった結果が出たらしい。

まるで人間ドッグを受けたようだった一日を思い出した。


佐助「わかった」


皆、あの時代に戻った時のための知識を取り入れ励んでいる。

頭からこぼれてしまいそうになる大量の知識を無理やり頭に入れて、皆に負けないよう毎日毎日励んだ。


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