第33章 蜜月の始まり(R18)
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「あ、今夜は寝させてくだっ、きゃ?んん!」
謙信「駄目だ、ほら……肌を熱くさせておいて、何故拒む?」
謙信「素直に足を開け。ああ、舞は綺麗だな」
「や……」
「あぁ、イッちゃう………!」
謙信「っ、果てる直前のお前は、愛らしなっ。一緒に果ててやる……俺の精をどこに欲しいっ?」
「や、も、謙信様の意地悪っ。あ!」
謙信「口よりも身体の方が正直だな、っ……」
「んん!ぁ……!!」
「謙信様、少しギュッとしても良いですか?」
謙信「もちろんだ。俺の膝の上においで」
「ふふ、安心します。大好き」
謙信「ああ、お前といると安らぐ…」
「仕事にいってきますね」
謙信「…毎朝耳を垂らしたウサギのような顔をするな。
帰りを待っている。気をつけていってこい」
「はい、でもちょっとだけ充電させてください。えいっ!」
謙信「っ」
結鈴「わー」
龍輝「ママとパパ、仲良しー」
結鈴・龍輝「「いーなー」」
「謙信様、おやすみなさい」
謙信「ああ、おやすみ。ゆっくり休め」
「……」
謙信「どうした?」
「……今夜は、その…触れてくださらないんですか…?」
謙信「っ、馬鹿者。たまに休ませてやろうと思えばっ」
「ひゃっ!?」
後(のち)に振り返ってみても『蜜月だった』と言えるほど、砂糖菓子のように甘い日々が始まった……