第33章 蜜月の始まり(R18)
謙信「………壊してしまいそうなのだ。
恋焦がれた舞を目の前にし、すぐに愛を確かめられず今日まできてしまった。触れてしまったら歯止めがきかぬ。
一度繋がったら最後、お前が気を失おうと朝まで抱きつぶしてしまいそうだ」
口づけが止み、おでこ同士がコツンとぶつかった。
間近に迫る二色の瞳に迸るような情熱が宿っている。
謙信「お前が嫌だと、やめて欲しいと願っても止まらぬだろう。傷つけたくないというのに………」
謙信様は呻くように言葉を吐き出し、その顔は酷く辛そうだ。
後頭部に手を回し、引き寄せた。
ギュッと頭を抱きしめ、褪せた金髪を何度も撫でた。
「傷つけてください。謙信様が私のことをそれくらい強く求めてくださっているということでしょう?
それなら何をされても平気です。怒らないし嫌いにもなりません。
いっぱい愛して…ください」
謙信「っ……すまぬ、舞っ。許してくれ」
謙信様が腕を振りほどく勢いで身体を起こした。
「ん、んんっ!ん!」
全てを奪いつくすような口づけをしながら謙信様は私の秘所に硬い欲を押し付けてきた。
熱く猛った欲に蜜を塗り付けるように荒々しく擦りつけると…ピタリと蜜口に当てた。
(熱い……)
「はっ、あ、謙信様」
目の前にある愛しい人を見つめる。
早く早くと身体が疼いた。
謙信「舞……目を閉じるなよ。俺を見ていろ」
目を開けたまま口づけを受けた。