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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第26章 不義


佐助「それで謙信様はどうしたんですか?」

信玄「そうだぞ、なに一人で怒り狂ってんだ?」

謙信「子が…、あいつには子が居るっ!少なくとも二人っ」

佐助・信玄「「はっ!?」」


二人が瞠目して言葉を失っていると遠くで声がした。


??「そろそろ時間だね。先に玄関に行って靴を履いていてくれる?」


子供にそう言う女の声がして、こちらにいそいそと歩いてくる足音がした。

謙信、信玄、佐助が状況を整理する前に襖の向こうで気配が止まった。


??「失礼します。どなたか起きていらっしゃいますか?」


遠慮がちに声をかけられた。

謙信は茫然として答える術を持たず、佐助も同じだった。


信玄「ああ、おはよう。全員起きているよ」


信玄がそう答えると襖がゆっくりと開いた。



そこには謙信が恋焦がれてどうしようもなかった舞が座っていた。


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