第11章 看病七日目 愛を交わす(R18)
謙信「くっ……」
謙信様を見ると快感を耐えるように苦しげな表情をしていた。
熱が篭った二色の瞳と目が合い、すぐに唇を塞がれ、身体の隙間がなくなるくらい強く抱きしめられた。
「ん、んんっ…………ん!?あぁっ!!」
謙信様のものが根元まで埋められて、身体の奥にズンと響いた。
「あ、あぁ……謙信様っ、謙信様ぁ…!」
大好きな人と繋がり、心も身体も喜んで震えた。
嬉しくてナカに居る謙信様をぎゅうっと締め付けてしまった。
「謙信様と結ばれるなんて…諦めてたからっ…はっ、んん、嬉しいですっ」
涙がこぼれ、グスッと鼻を鳴らす。
(本当に…嘘みたい)
長屋を出た時は一生の別れを覚悟したのに、こうして身体を繋げているなんて。
謙信「ああ、俺もだ…。夢のようだ……」
謙信様は肩口に埋めていた顔を上げて耳元で囁いた。