第11章 看病七日目 愛を交わす(R18)
「あっ!」
強張った身体に安心を植え込むように、ゆっくりと触れてくる。
(謙信様、すごく優しい触れ方…)
私の心の準備が整っていないことなんかお見通しだったんだ。
(怖くない…こんな優しい方となら、早く……一緒になりたい)
「謙信様…はぁ、もっと、触ってください」
帯がほどかれ腰のあたりが楽になり、着物の合わせが緩んだ。
謙信「自ら誘うとは淫らな女だな」
謙信様は目を細めて笑うと襦袢の紐を解き、ゆっくりと私の身体をさらけ出した。
身体にヒヤリと冷たい空気があたったけれど全身を巡る熱が寒さを撥ね退ける。
謙信「綺麗だ…」
大きくて少し固い手の平が私の肌に触れた。
指が繊細な動きで耳の後ろから首筋を通り、鎖骨をなぞる。
恥ずかしくて目を開けていられない。
いつもは刀を握るしなやかな指が、私の胸の周りをやんわりと触れた。
徐々に力が強まり、胸の膨らみに指が食い込み、やがて形を変える程に揉まれる。
「はっ、んんっ!」
謙信様の口づけが唇、耳、首に降ってくる。
ペロリと鎖骨を舐めると、その下へと…
「やっ、あ、謙信様っ!」
乳首を周りから責めるように円を描くように舐められ、最後にぱくっと先端に吸い付かれた。その刺激に身体がピクンと跳ねた。
さらけ出した肌に謙信様のサラサラの髪があたり、その感触だけで身体が熱くなる。
謙信様の舌が執拗に先端を舐め、吸う。
空いている方の胸は指でくりくりとこね回し、時折大きく揉みあげる。
(謙信様が…私に触れてる。まだ信じられない)
想いを通じ合わせられないと思っていた人が、身体に触れてくれている
…信じられない、嬉しい、もっと。
いろんな想いが駆け巡る。
そうしている間に足の間からは蜜がどんどん溢れてきて、たまらず太ももを擦り合わせるとヌルヌルと滑った。
(や、やだ、こんなに濡れてるなんて、はしたないって思われちゃう)
謙信「……どうした?」
私の身体が強張ったのを感じて、謙信様が顔をあげた。
気遣ってくれている仕草に胸がキュンとする。
「や、あの…………」
羞恥心で目を合わせられず、そっと顔を逸らした。
(は、恥ずかしい!なんて言ったらいいの?)
どんどん顔が熱くなってくるのを感じる。
困り切って涙目で謙信様を見た。