第92章 現代を楽しもう! ❀デート編(R-18)❀
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こうして毎夜毎夜愛されて、傷が治らないまま……婦人科の予約日が来てしまった。
傷があるのもさることながら、病院に行くから駄目といったのに昨夜私のナカに全て注いでしまった謙信様は『お前だけに恥ずかしい思いをさせるのは嫌だ』とついて来ようとしてくれた。
「…ついて来られると余計恥ずかしいので車で待っていてください」
と、ジト目で睨みつけると思いとどまってくれた。
今頃は駐車場の車の中で渋い顔をして待っている頃だろう。
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先生「ん?ああ、昨日は『仲良く』されたんですね。洗浄して器具を取り出しますね」
内診台に乗り、カーテン越しに言われて目を瞑る。
(や、やっぱりわかるよね……恥ずかしいっ…)
それにしても『洗浄する』と言われると寂しくなる…。
ナカをかき混ぜられているようなおかしな感覚の後、少しの痛みを伴って器具が外された。
先生「無事に抜去できました。今日からは他の避妊方法をとってくださいね。
生理の出血過多については海外に行かれるということなので、現地の先生に相談してみてください」
「はい」
戦国時代に生理に詳しいお医者様がいるのか微妙だけど、そう返事をするしかなかった。
とにかく無事に抜去できたと安心していたところ……
先生「あれ、水崎さん、後ろの方が傷ついていますね」
油断していた時に指摘された。