第92章 現代を楽しもう！　❀デート編（R-18）❀

謙信「このようなことをさせられて嫌ではないのか？」


口がきけないので首を小さく横に振って返事をした。
『させられて』って言うけど、私がやりたいと言い出したことだ。


（嫌どころか嬉しい。気持ち良くさせてあげたい…）


欲の裏筋を舌で刺激したままの状態でジュッと口をすぼめて吸い上げた。


謙信「っ、は…！」


頭にのっていた手に力がこもった。それは『もっと』と言っているような気がした。

調子づき自分で頭を上下させて、教えられた舌使いで謙信様を愛していく。
口を大きく広げての行為に、口の端からこぼれた唾液が欲に絡みついて流れ落ちる…。

伝い落ちた唾液は柔らかな陰嚢を汚していて、申し訳ない気がして濡れ光る袋を恐る恐る揉んだ。


（柔らかい…）


フニフニと感触を楽しんでいると頭上から苦しそうな声がふってきた。


謙信「くっ、こちらの手で扱け……」


空いていた手を取られて硬い欲に導かれた。見た目の狂暴さとは裏腹、吸い付くように手が馴染んだ。


（硬い…でも弾力がある…）


咥えたまま手で扱き、陰嚢や太もも、足の付け根をゆるゆると愛撫していると欲の先端から先走りの体液が滲んできた。

舐めて飲み込んでも滲み出てくる体液は、前に感じた通り塩味（えんみ）がある。

『男の人の精液は不味い』と人伝に聞いていたけど、この先走りならいくらでも舐めていられる。

体液を舐めとるために先端を集中的に舐めていると、気付けば謙信様の息遣いが荒くなってきた。

嬉しくなって扱く手の動きが速まる。


謙信「はっ……舞…」


切なげに名前を呼ばれて視線だけ上にむけた。湧き上がる欲を持てあました謙信様と目が合った。

伸びてきた指が頬を撫ぜる。


謙信「もうそこまでで良い」

「えっ、もう少し……」


口を開けば謙信様の欲が弾むように逃げていった。
それを捕まえて上下に擦った。

手のひらを通して微かに感じられるドクドクという脈拍。

感じてくれているのが嬉しくて上下に擦る手を止めてあげられない。


「もっと…気持ち良くなってくれませんか？」


グロテスクに浮かんでいる青い血管を指で辿り、先端にぷっくりと浮かんだ先走りをチュッと啜（すす）ると、硬い欲がヒクンと動いた。