第92章 現代を楽しもう！　❀デート編（R-18）❀

「少しだけ…」


話している間も手は上下に動いている。


謙信「っ、まだ許していないだろう？」

「むー、この状況でここを触るのに許可がいるんですか？謙信様は私のもの…なのでしょう？」


『舞は俺のものであり、俺はお前のものだ』

散々そう言われているので、それを盾にとっていじけてみせた。

切れ長の瞳が見開かれ、薄い唇が緩んで白い歯が見えた。


謙信「そうだったな、俺は舞のものだ。好きにしろ」


謙信様は浴槽の淵に腰かけ、泡だらけの身体にシャワーのお湯をかけた。

ジェットバスのスイッチを切られ、浴室内に静けさが戻る。

腰かけた謙信様の足の間に身を置くと、雄々しい情欲は目の前だ。

泡ぶろの泡がパチパチと弾ける音を聞きながら、欲を口に含んだ。

あまり慣れていない行為に遠慮がちに舌を動かしていると、頭の上に謙信様の手が乗った。


謙信「舌全体を使って舐めろ。このように……」

「あ……」


謙信様はおもむろに私の手を取ると、指を２本とり、舌を這わせてきた。

指についているお湯を唾液で上書きするように、舌を大きく出してくまなく舐める。

湿った柔らかな感触に下腹が疼いた。


（こう？）


目の前にあるお手本を参考に、ペロペロと動かしていた舌を、情欲に絡みつかせるようにする。

いつも短いと笑われる舌をいっぱいに出して舐め上げる。


謙信「よくできたな。次はこうだ…」


色を含んだ眼差しが私をまっすぐ見つめている。
謙信様は薄い笑みを浮かべて、二本の指を根元までぱくりと咥えた。

指全体が粘膜に覆われて温かい。
謙信様の体温を感じて思わずため息がでた。


「ん、はぁ…」


そんな私を謙信様は満足そうな顔をして眺め、レクチャーを続ける。


謙信「根元まで咥えたら、こうして下から上に。裏筋をなぞるように…」


二本の指の間。少し溝になっている部分に謙信様の舌があたり、そのまま上下に動いた。


（ん…指が謙信様の口の中を出たり入ったりしている）


謙信様が指とはいえ、口淫している。

私を流し見ながら、わざとらしく赤い舌を見せる。

壮絶ないやらしさに目が離せなくなった。