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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第90章 現代を楽しもう! ❀謙信様の誕生日編❀


――――
――

結鈴・龍輝「「パパ、誕生日おめでとう!」」

「おめでとうございます、謙信様」


キラキラ折り紙で作った花束を青と白の不織布でラッピングして水色のリボンで仕上げた。
結鈴と龍輝が花束を差し出すと謙信様は少しかがんで受け取り、二人の頭を撫でた。


謙信「ありがとう。この時代は折り紙もこのように美しい色をしているのか。
 ふっ、それにしても随分と賑やかな花束だな…」


優しい顔をして謙信様は花束を見ている。

花の色は龍輝と結鈴が好きな色で作ったので統一性がない。赤や紫、黒に、黄など、様々だ。


謙信「花の茎は硬いな、中に何が入っている?」


長い指が花の茎を確かめるように触れる。


「割りばしを半分に割ったものが入ってます。のりよりも接着力が強いボンドを使って茎と花、葉をつけてあります。
 少し不格好ですが、子供達が頑張って作ったのでお部屋にでも飾っていただけますか?」

謙信「ああ、もちろんだ。結鈴、龍輝、ありがとう」

結鈴「へへ~。パパ、大好き」

龍輝「僕も、パパ大好き。あ、でもママも大好き」


龍輝が私の腰に手を回してぎゅっと抱きついてくる。
まだまだ甘えん坊だ。


(ん?)


謙信様がこちらをじっと見ている。


(う、あれは……)


子供達の手前、通常通りを装っているけど間違いなく…妬いている。

自分の子でしょ!とツッコミをいれたいところだけど、誕生日だし…仕方ない。


「龍輝、じゃあ、そろそろ夕飯を運んでこようか!」

龍輝「うん!」

結鈴「結鈴も手伝う~」


キッチンで食器の準備をしていると、リビングでは男同士三人で話している。


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