第85章 依頼主からの文
✿一気読み姫様はひと休み…していられない!?✿
結鈴・龍輝「「ママ!」」
瑞穂「マー!」
(あれ…この子達は…)
「ママ………そうだ、私は……」
結鈴「ママ!早く早く!」
龍輝「パパが待ってるよ」
「ま、待って。ママ、なんだか寝ぼけているみたいなの」
(安土城に住んでいたんじゃなかったっけ?)
(変なウイルスが広まって…家に引きこもってスマホを見ていなかった?)
(でも、この子達の母親は…私だ…)
「どれが現実でどれが夢なのか、わからなくなっちゃったの」
瑞穂「んー?」
結鈴「ふふ、やだなぁ、ママったら」
龍輝「僕たちのママだってことは変わらないでしょ?」
「それはそうだけど……パパのこと、思い出せないの」
龍輝「僕を見ても思い出せないの?」
「え?あ………」
結鈴「ふふ、思い出せた?あ!早く行かなきゃ」
龍輝「おいていかれちゃうっ!」
「わわ、押さないで!一緒に行こう?」
結鈴・龍輝「「あとでね」」
瑞穂「あー!!」
「やだよ、おいていけないっ!」
結鈴・龍輝「「直ぐ会えるよ」」
瑞穂「マー、バ、イ」
しゃっ、ぱたん
「う、うそ………閉まっちゃった…。っ、開かない!」
??「何をしている?」
次の間に居たのは………?