第79章 真田幸村の最期
✿一気読み姫様はひと休み…していられない!?✿
三成「おや、舞様、まだこちらにいらっしゃいましたか」
政宗「ゆっくりしてる場合じゃねぇぞ」
家康「早く支度しなよ」
「え、ごめん。何か約束してたかな。
何だか皆に会うの、凄く久しぶりな気が……」
政宗「考えてる間に、早く立て。
お前、旦那に呼ばれてただろうが」
「私、旦那様なんていたっけ?」
家康「はぁ、馬鹿なの?どこに夫を忘れる妻が居るの」
「ここに……」
三成「ふふ、舞様はお昼寝しておいででしたので、きっとまだ半分夢の世界にいらっしゃるのですね」
政宗「とにかくあそこの襖を開けて、行け」
「皆は来ないの?ていうか、ここどこ?」
家康「俺達は行けない」
「なんで?一緒に行こうよ」
三成「私達はまだ成すべきことがありますので。
いつかまた会いましょう」
「……?」
政宗「誰かがその気になればすぐ会える」
「誰かが?誰のこと?」
政宗「夢を壊すようなことは言えねぇな?」
家康「寝癖ついてる…」
三成「直してさしあげましょう」
政宗・家康「「やめろ」」
家康「…よし、なおったよ。もうホントに行きな」
「わわ!?そんなに押さないで」
政宗「元気でな」
家康「頑張りなよ」
三成「お幸せに」
しゃっ、ぱたん
「ちょ、皆、どういうこと?って、この襖、開かない!!」
?「ようやく来たか」
次の間に足を踏み入れたらそこに居たのは…?