第74章 ひとつになりたい(R-18)
謙信「舞っ、はっ…、く!このまま出すぞっ」
「は、い。欲しい、です、謙信様っ。
あっ、ぁ、出して…ぜん、ぶ…」
自由になった両足が謙信様の腰に巻き付いた。
離れないでというように広い背中に両腕をまわした。
ドキンドキン
トクントクン
二つの心臓が奏でていた心音がひとつに重なった。
謙信「舞っ」
「ん、んぅ」
深く口づけられ、もうこれ以上繋げられる場所がなくなっても、まだ足りなくて力いっぱい抱きついた。
(あ、この感覚……)
謙信「奥の口が、ぅ、おりてきた、な」
快感に耐えて息を乱す謙信様が色っぽい。硬く張りつめた欲と、おりてきた子宮口がぴたりと嵌った。
「あっ、謙信様っ」
謙信「舞、名を、俺の名を呼んでくれっ」
切羽詰まった声で懇願してくる。
「な、まえ?あ、ん!謙信様…」
謙信「もっと……」
「あ、あぁ、謙信様、あ!」
勝手に腰が揺れる。お腹の奥が熱い。
謙信様と私の腰の動きが最上級の快感を呼んだ。
熱い。
全部、ドロドロに溶ける。
謙信「いけっ」
両腕で力いっぱい抱きしめられ、ぐっと腰を押し付けられた。
「あ、あぁ!!!謙信様っ、謙信様ぁ」
何度も名前を呼んでいると愛しさが増した。
視界が涙で揺らいだ。
謙信様が愛しすぎて涙が出た。
こんなに愛せる人に会えて良かった。
こんなに愛してくれる人に会えて良かった。
(好き、謙信様!)
愛しすぎて言葉にできない。