第74章 ひとつになりたい(R-18)

「また…からかわないでください。少し触っただけじゃないですか。
　弄るって言うのは、こんな感じじゃないんですか？」


笑われてちょっと悔しくて、謙信様のお尻を触ってみた。
謙信様は余裕の表情だ。


謙信「それではお前の時代で言うセクハラではないのか？」

「セクハラなんてどこで覚えたんですかっ」


この余裕をなんとかしたい。
いつも謙信様に余裕もなにもなくされて抱かれてしまうから。


（じゃあ……）


お尻から手を離し、そっと『そこ』に触れた。


謙信「っ」


眉間に皺が寄り、薄い唇が声を漏らさないよう、きゅっと締まった。


（やった、反応してくれた）


既に固くなっていた謙信様のモノをゆるゆると撫で、痛くないよう柔らかく握って上下に動かした。


（早くしないで焦らした方がいい？）


ゆっくりと単調に扱き、時折柔らかい陰嚢を指の腹で転がすように弄び、内ももを撫でた。

そっと窺うと苦しそうに顔を歪めた謙信様と目が合った。


「気持ち良くない…ですか？」


気持ちいいというより、苦しそうだ。


（慣れないことはしない方がいいかな）


離そうとした手を謙信様に掴まれた。


謙信「もっと…触れろ」

「いいのですか？」

謙信「ああ」

「その…気持ちいいですか？」


謙信様の眉間の皺が深くなっている。

謙信様は欲を握らせると、私の指を１本取り、先端に導いた。

ヌルっとした粘液が指を濡らした。


（あ、濡れてる…）


謙信「わかるか？舞に触れられ、早くお前が欲しいと先走りを垂らしている」


謙信様の手が私の指を動かし、先走りの粘液を先端に塗り広げていく。

粘液をまとった先端は滑りが良くなり、触れやすくなった。