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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第67章 里山での暮らし


結鈴「ママ、信長様ってなんだかカッコイイねぇ?ちょっと意地悪かもしれないけど」

「はいはい、結鈴は面食いだね。それに格好良くて意地悪なら…」


『とびきり級に意地悪な人が結鈴の後ろに居るじゃない』

そう言いそうになって舞は口を噤んだ。


光秀「『格好良くて意地悪なら…』の続きはなんだ?途中でやめられると気になって仕方ないのだが」


舞がわかりやすく顔をひきつらせた。


「お気になさらず!」


手当てに使った道具を手に持ち、舞がそそくさと去っていく。


龍輝「ママ、行っちゃった。怒ってた?」

結鈴「うーん、どうだろね?」

光秀「あれは怒っていない。困ってどうしようもない顔だ」


肩を揺らして光秀が笑い、双子もつられてクスクスと笑った。


結鈴「意地悪って楽しいね~」

光秀「ああ、そうだな」

龍輝「僕も大人になったら意地悪になれるかなぁ?」

光秀「やめておけ。素直が一番だ」


光秀の手が双子の頭を柔らかく撫でた。


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