第11章 第10章 ※嫉妬心
「・・・、力抜いて」
一糸まとわぬ2人の肌が触れあい、互いの息づかいのみが
静寂な空気に溶ける。
「ぁ・・・、ごじょ・・・さ・・・、や・・・そこ触っちゃ・・・」
「なんで?」
「はずかし・・・」
の濡れた秘部に指の腹を擦りつけていれば
いやいやと髪を振るう姿に五条はごくりと喉を鳴らした。
「恥ずかしいも何も、昨日もしたでしょ」
「そう、だけど・・・っ、あっ・・・そこだめ・・・!」
「ここ?」
彼女が一際大きな反応を示す箇所を五条は執拗に指先でこすりあげる。
「あ、っぁ、・・・やっ、・・・んんっ!」
びくん、と大きくの腰が揺れる。
「かわいい・・・、僕の指でイっちゃったね」
「は・・・、は、...」
強い快感にぼんやりと焦点の合わない瞳で五条を見上げる。
五条はそんな彼女を愛おしげに見下ろしたあと、ベッドのサイドボードへ手を伸ばし避妊具を手にする。
その様子に一気に羞恥に駆られてしまい、視線を彷徨わせるに五条は楽しげに笑った。
「あはは、緊張する?」
「しますよ・・・!初めてですし・・・」
「・・・はぁ、堪んない。君の初めてを全部僕が貰ってると思うと、堪らなく興奮する」
「・・・・」
目は口ほどにものを言う。
よく恥ずかしげもなく、そんな言葉を吐けるものだ、と
の瞳が五条の青い瞳に語りかける。
そんな彼女の様子に、五条は再び幸せそうに笑った。