• テキストサイズ

あなたの…【鬼滅の刃】 短〜中編

第17章 レッツ ポッキー!



ーーーーーー

「奏が授業に遅れるなんて珍しいな。」

「い、色々あってね…」


そう心配してくれるのは、竈門炭治郎。
説明したいところだが、皆にポッキーゲームを迫られていたなんて話すわけにはいかなくなってきた。


「あ、それ。胸ポケットに入っているのってポッキーか?」

「うぇ⁉︎あ、あぁ…しのぶちゃんにもらって…」

「ポッキーゲームとか中等部の時流行ったなー」


まさか炭治郎から、そんな言葉が出てくるとは思わず
奏の心臓はドキリと跳ねる。



「善逸ー、ポッキーゲームしよう!」

(ほ…よかった。)


しかし、誘われた方の善逸は全力で嫌な顔をする。


「はぁ?なんで好き好んで男とやんなきゃならないんだよ。
そういうのは女の子とやるのが楽しいんだよ!!」

「…そ、そうなのか?」


善逸に拒否されて、炭治郎のポッキーは行方を彷徨う。


「…だそうだ。女の子とやるもんなんだな。」

炭治郎はポッキーのクッキー部分を咥え、奏の方を向いた。


「さぁ、奏。いいぞ!」

「ん?」

い、いいぞ…?



「そっちからかじって来てくれ!」

「たた炭治郎君、これは好きな女の子とやるの!」


伊之助といい、炭治郎まで!
何を考えているのか。


「ん?俺は好きだぞ!奏の事!」



/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp