第18章 みんなで旅行!
2人「いってぇぇえ!」
『あ、悪い』
本気で痛かったのかその場に蹲る左馬刻と銃兎だが、身体の軽さに気付く
左馬刻「何か…軽いな」
銃兎「えぇ。無駄な重力が無くなったと言いますか…」
『まぁ…一時しのぎだが、去ったからな』
早く出てけとはクイッと顎で示す
左馬刻「いきなり連れてきて叩いたかと思ったら、もう出てけかよ」
銃兎「まぁ…スタッフルームですからね…」
何とも言えない顔で出て行く2人を見送った後、はその場に座る
『……俺に憑いてもいい事ねぇぞ』
“どう…して…視えない振りしてるの…?”
その問いかけには言葉に詰まる
関わりたくないからでは無い
情が移るからだ
死んだと言っても相手は人間
エゴだろうが助けたいと思ってしまうからだ