第18章 みんなで旅行!
温泉で温まったのかほんのりとけれど少し低い体温にドキッとする
御籤「お前…冷たすぎるんじゃないか?」
『こればかりは体質だ』
知らない奴に裸で抱き着かれているのに慌てる様子も、恥ずかしがる様子も見せない
御籤「……逃げないんだな」
『別に逃げる意味無くね?』
今まで傍に居た女共はすぐに怖がり逃げていくのに、流れのまま呑気にしている
御籤「……落ち着くな。お前の傍」
『そうかよ』
悲惨過ぎる傷跡は喉だけじゃなかった
腕にも、バスタオルから見える足にも大中小問わず付いていた
『あんま見んな。気分悪くなるぞ』
御籤「痛くは…ないのか?」
俺がゆっくりと傷跡に触るが羞恥心すらなく、痛くねぇなとだけ呟く