第17章 熱を出した少女
その危うさに呂駆呂と一郎は、に手を伸ばした
『おわっ!?』
いきなり掴まれたは驚きの声を上げる
『なっ…何だよ…』
呂駆呂「ここに居るな?」
一郎「居るっすね…」
『は???』
意味が分からないと言いたげなに、2人は溜め息を吐き出した
『何なんだよ?』
消えてしまいそうな危うさ
本当は居ないんじゃないかという怖さ
ヒヤリとした体温がの腕から2人に伝う
低い体温が妙に心地よい
が言ったように熱は下がっているみたいでいつもの体温だ
『?いい加減離せ』
2人の手から腕を引き剥がすは、何がしたかったのか気にしていた