第16章 出張オオサカ!
アミリア「何もなかったらいいのよ。お帰りなさい、」
『……ただいま戻りました』
凛とした瞳はさらに強く、真っ直ぐな背はさらに逞しく、囁くような美しい声には力強さが宿っていた
それでも不安定でいつ消えるか分からない危うさと儚さを備えて
アミリア「聞きたいのだけれど」
『はい?』
アミリア「少し…変わったかしら?」
『……心の持ちようが変わったかもしれませんね』
はお土産を渡す為に鞄を漁ろうとして誰かに抱きつかれた
『……。乱数』
乱数「やっぱりバレちゃった?」
乱数は悪びれる様子もなくキャハッとしている