第14章 少女の過去
そこは軍人だらけで、何かをしていた
『なんだ…やけに多いな…』
蓮琉「見て来ようか?」
『いや、一緒に行こう』
そこで目にしたのは──…
あの名も無き軍人の葬儀
『な…んで…』
蓮琉「お姉ちゃん…?」
『"また会おう"って言ったじゃねーか…』
会えた
けれどその手の温もりは無く、冷たい
『おい…返事しろよ…』
何度揺さぶっても、声を掛けても軍人は眠ったまま
『そっか…お前はそっちに逝ったんだな』
はフラリフラリとその場を蓮琉を連れて去った
"また会おう""またな"
こんな世界で生きて再会出来るなんて思っていなかったが、本当だった