第14章 少女の過去
『お…い…。はっ蓮琉!?』
蓮琉「ん…」
眠っていただけだった事に安堵した
『はっはは…』
人といると情が移る
けれどそれは決して悪いことじゃなかった
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そして運命の日─…
『はぁ…はぁ…ゲホッ!』
首から流れる血を必死で押さえる
『クソっ…アイツら…容赦なく…ゴホッ!ゲホッ!』
蓮琉「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
涙を流す蓮琉には微笑んだ
『蓮琉…無事か?』
蓮琉「うん…うん!」
『蓮琉、手伝ってくれ…俺の服の袖をこのナイフで切ってくれ』
そう言うとは手本を見せるようにナイフで切る