第12章 少女昏睡状態
声は確かに届いている
入れ代わり立ち代わり色んな人がの為に来る
一郎「さんはスゲーっすね…俺あの時何も出来なくて…」
『ふっ…』
一郎の言葉に微かに笑う
まるで当たり前だと言うように
一郎「!さん!?」
ガタン!と椅子から立ち上がった一郎だが、の目は開かない
二郎「さん!新しいラップが出来たんだ!早く聞いてくれよ…」
『ん…』
微かに頷くように返事をする
三郎「さん。僕と早くゲームしませんか?一兄は忙しいですし、二郎じゃ相手になりません」
『…ふっ』
確かにと言いたげな声で笑う