第11章 捕まった呂駆呂と蓮琉
「こうなったら…!」
『マイクをってか?残念だな。キャンセラーはこっちだぜ』
いつの間にか取られていたキャンセラーに相手は愕然とする
「いつの間に…!」
『お前の懐に入った時。頂いた』
交わすのに必死でキャンセラーが取られたことに気付かなかったらしい
『さぁ…まだまだ遊ぼうぜ?俺は腹ぺこなんだよ。お前1人で足りるか分からねぇくらいにな』
トンッと軽い音がしたと思うと、いつの間にか目の前に来ている
「ぐっ…!」
『おっと』
バサッと切られた髪がハラハラと落ちる
『俺の髪を切れたことは褒めてやる。死にな』
ニコリと笑うと先程より素早い速度で回し蹴りが決まり、相手は潰れた