第2章 プロローグ
ピピピ ピピピ ピピピ
部屋に響くのはアラームの音
あ「んん うるさいなぁ
ってヤバもうこんな時間!?」
そう言うと少女は凄まじい速度で着替え部屋を出た。
あ「おはよー
ごめん時間ないからぱんくわえて行くね」
母「エッッ
ちょっとちゃんと朝ごはん食べていきなさいよ」
あ「ムリ
行ってきまーす」
このとき少女は思わなかった。これが家族とする最後の会話ということに。
あかりは急いでいた。
だから車のブレーキ音も周りの人の声も聞こえなかった。
気づいたときにはもう遅くあかりは車に飛ばされた。
そしてあかりは意識を手放した。