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【呪術廻戦】infinity

第58章 特別編①




「……少しでも汚れてたら、罰金だよ?」
「分かってまーす」


顔が映るほど綺麗なシンクに、真っ白のタイルの壁。


「さぁ、やるよ〜」
「ったく。普通に調理場借りればいいのに」
「バレちゃうじゃん」
「だからってさぁ…」
「歌姫先輩。早く終わらせるのが絶対に良い」
「確かに…(延滞料金とか取られそう)」


来る2月12日。
バレンタイン直前の休日。
私と硝子、そして1歳年上の歌姫は、恐ろしさ覚悟で冥冥さんの家に来ている。
それはもちろん、あのクズ共を初めとした男達にヴヴァレンタァインチョコを渡すため。


「えっと、生チョコ、トリュフ、チョコケーキとマフィン…」
「え゛そんな作るの?」
「だってひとつじゃ飽きるでしょ?」
「あんた作らないくせに」


だ、だって、”自分が食べたいモノはみんなも食べたい”精神で選んでたら、選びきれなかったんだもん!!


「そしたら、まずは薄力粉系を作ってる間に…」
「うん、任せるー」
「あんたが作りたいって言うから…!」「歌姫先輩、先輩」


硝子が歌姫の耳に口を寄せて何か言う。
すると、歌姫は諦めたように大人しく作業に戻った。


「ちょっと。何言ったの」
「いーや?『千夏に任せたら絶対失敗するし、周り汚れる』ってアドバイスを…」
「料理くらいできるっつーの!」
「お菓子作りは特別でしょ。前にパウンドケーキで失敗したのは誰?」
「…わ、私だけどさっ」


私があげる予定なのは、五条、傑、七海ちゃん、灰原、教師×5。
それと、補助監督×5くらい。
そレに加えて……


(五条には特別なのあげたい…)


所謂、本命チョコというもの。
数ではなく質で本命らしさを表したいが…。


「ちゃんと掻き回して!」
「はいっ」


硝子の言う通り、お菓子作りは本当に苦手なのだ。
大雑把な性格所以、いつも微妙な出来になってしまうのだ。


でも、今日は歌姫がいる。
女子スキルMAXのこの先輩がいれば、私でも超絶美味しいものを作れると信じている。


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