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【呪術廻戦】infinity

第69章 取捨選択


*****

「それにしても、ひっどい顔」


この人がなっちゃんの後輩か…。


「どうしたんですか?ここ数日でここまでやつれる?」
「…いや、その前から結構メンタルやられてまして…。積もりに積もってこんな感じに……ア、マッテ」
「はい、袋!」


横から袋を渡して、何とか下を汚すのを防ぐ。
さっき少しだけ綺麗にしたから、これ以上汚されるのは勘弁。


「何?風邪?」
「ううん。お腹すいたっていうからパン食べさせたら、何か吐いちゃって」
「……ふぅん。回復したら移動する感じ?」
「あ、はい」


なんか、とっても緩い人。
周りがこんなにも非日常なのに、この人だけはいつもと同じ……って、まぁ、この人の”いつも”を知らないけど。
もしかして、自分が気を張っているだけなんじゃないかって、思うくらいにこの人は普通だった。


「先輩。何なら食べられます?」
「ん〜…」
「ゼリーとかは?」
「…お味噌汁」
「味噌汁ならありますよ!お湯ないけど…」


無表情な人が2人に、体調悪い人が1人。
どうにも視線が痛いけど、とりあえずお湯を貰ってきてそのまま渡した。


「先輩。時間ないんで、移動しながら食べてもらっていいですか」
「は、い」
「和田さんが向こうで待ってるんで。多分」
「え、なんで…」


提示されたのはスマホの画面。
頑張って覗き込むと、すっごく重い内容が軽い言葉で書かれていた。


”ねね。八乙女先輩と合流するっしょ?どこ向かうって?”
”知らない”



”伏黒って人から聞いた!呪舞村だって!知ってる?”
”知らない。来るの?”
”行く!なんか殺されそうなんだよね〜。とりま向かうわ!着いたら連絡する!”



『あいつはまた何かしたのか』
「さぁ。でも、あまり待たせても良くないですよね。あの子、弱いし」


随分物事をはっきり言うものだ。
もし、金ちゃんにそんなことを言われたら、冗談でも傷つくかもしれない。





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