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【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第8章 脱出 ★


降谷Side

僕は今、ミアが連れ去られた横浜の古い倉庫街に向かっている。
赤井と共にミアのGPSを追って車を走らせてすぐに、ある人物から連絡が入った。
それは、ジンだった。
内容は、2つ。1つは、ミアをNOC容疑で拘束していること。
2つ目は、僕にも聞きたいことがあるからその場所に来いということだった。

僕は、ミアがジンに拘束されたという事実に自身の愚かさを呪った。

降:「ミアも気にかけていたのに!」

彼女は、注意深く行動していた。
ジンに呼び出された時も、NOC容疑ではないかを不安視していた。
その不安を取り除こうとして、彼女の注意を逸らしたのは紛れもなく僕だ。
今回の事態を招いたのは、僕自身だ。

降:「くそっ!」

先ほどまで、赤井に向いていた怒りも全て自分に向かう。
僕は、無意識のうちにアクセルを踏み込んでいた。
その時、赤井から着信が入った。

赤:「降谷くん、どうした?急ぐ気持ちはわかるが、事故を起こしかねないスピードだぞ」

降:「すみません。考え事をしていました」

赤:「珍しいな」

赤井の落ち着いた声が、少しだけ癇に障った。
しかし、僕はこんな所で争うわけにはいかないと思い直して、事実を落ち着いて伝える。

降:「赤井。僕は、大きく勘違いをしていました」

赤:「どういう事だ?」

降:「ミアを拘束したのは、ジンです」

赤:「ホゥ…」

降:「先ほど、ジンから連絡が入りました。ミアにNOC容疑をかけて拘束していると」

赤:「君に連絡を入れるということは、君にも来いと指示していきたのかな?」

降:「ええ。僕にも聞きたいことがあると」

赤:「心当たりはあるのか?」

赤井の問いかけに僕は、一瞬だけ返事に窮した。
しかし、意を決して口を開いた。
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