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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第7章 雨に降られたその後は / 🔥✳︎✳︎



ちゃぽん。
柔らかくお湯が跳ねる。ふう……気持ち良い。
浴槽のお湯で濡れた体がゆっくり温まっていく。

目をつぶって気持ちを落ち着けていると、後ろから大きな腕が回ってきた。


「単独任務、よく頑張ったな」
恋人からの労いの言葉と一緒にちゅっ……と髪に一つ口付けが落ちる

そこも嬉しいけど………
私は思い切って彼の方を向いた。またちゃぽん、とお湯が跳ねる。

「どうした?」

「………いえ、あの……」
自分から言うの恥ずかしいな………どうしよう。

「なるほど、そう言う事か」

杏寿郎さんはフッと笑ったかと思うと私の顎をくいっと掴む。
そして、唇に柔らかい口付けを落としてくれた。



「他の所も労って良いか?七瀬」
「はい………」

濃密な時間になりそうな、そんな雨降りの1日。



end


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